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学習指導要領改訂論議を現場にひらく #1|オンラインLive配信

  • 50分

現在、文部科学省では、次期学習指導要領の改訂に向けた議論が目下進行中です。諮問内容は大切な項目が目白押しで、事務局提案も積極的かつ踏み込んだものが多く、委員の方々の議論も熱のこもったものになっています。また諮問内容が分かりやすくビジュアライズされて発信されたり、こどもの声を聞く取り組みが行われるなど、今までにないチャレンジもなされ、文科省の本気度の高さを感じるものになっています。

一方で、実際にその学習指導要領を使って授業を行うのは学校現場の教員です。その声が議論に十分に反映されているかという点においては、まだ改善の余地があるとも感じています。学習指導要領が諮問で出された課題を真に解決するものになるためにも現場の声を活かすことは重要だと考えています。

そこで!私たちSchool Voice Project は日々子どもたちと向き合う教員自身が、学習指導要領の改訂について理解を深めつつ、自らの意見を持ち、それを交わし合い、文科省を含め広く社会に向けて発信できる場と機会をつくりたいと考え、「学習指導要領改訂論議を現場や社会にひらくPJ(略称:ひらP)」を立ち上げました。

お詫びと訂正※ 配信の中で第6回教育課程規格特別部会の実施を4月24日(木)と紹介してしましましたが、正しくは4月25日(金)でした。お詫びして訂正いたします。

オンライン配信の目的

日々子どもたちと向き合う現場の先生たちが・・・
①学習指導要領の改訂の議論の中身に関心を持てるきっかけをつくること
②自分の意見を表明する土台として、内容を理解しやすいようにサポートすること
③他の教職員や立場の異なる関係者の話を聞き、多様な視点で考える材料を提供すること

登壇者

Guest:澤田稔さん 
上智大学総合人間科学部教授(教職課程センター長)
1962年、京都生まれ。専攻は教育学(カリキュラム・教育方法論)。 アメリカや日本で学校現場に入るフィールドワークを重ねながら、公教育システムやカリキュラム理論やその実践に関して研究。上智大学では、教職課程の担当として、学校教員を目指す人が、そのために必要な資質・能力を磨き、優れた教員になれるような指導・支援を目指し学生と関わる。 
著書『子どもを学びの主体として育てる』『デモクラティック・スクール〜力のある教育とは何か〜』など 

Facilitator:小林大介さん
元公立小学校教員 / NPO法人School Voice Project理事。
青年海外協力隊としてエルサルバドルの小学校に派遣され、その後、神奈川県内の複数の小学校で教鞭を執る。認定NPO法人Teach For Japanではプログラム統括マネージャーを務め、教員育成に携わった。2021年からは清川村議会議員として地域に根ざした教育や福祉の課題にも取り組む。また、LCA国際学園教務企画室に所属し、カリキュラムマネジメントの実務に携わっている。SVPではロビイングチームの一員として教職員の声を教育政策に反映させる活動に取り組む。