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お知らせ・イベント

【教育視察ツアーin韓国2023】オンライン報告会開催します!

熾烈な受験競争のイメージが強い韓国の教育。
その一方で、そのあり方に異議を唱えるかたちで、「代案教育(オルタナティブ教育)」「代案学校(フリースクール)」が広がりを見せている国でもあります。公立学校の中でも、「革新学校(イノベーションスクール)と言われる公立のオルタナティブスクールともいうべき学校が増えてきており、こども主体の民主的な教育を目指す教師のネットワークも構築されています。また、草の根の市民活動もとても活発で、NPOやNGOの活躍もあり、SDGs教育や平和教育、包括的性教育などの取り組みも一部先進的に行われています。

この夏、NPO法人School Voice Project は、韓国の教育を訪ねるスタディツアーを企画。日本全国から現職教員やオルタナティブスクールのスタッフ、性教育を学ぶ学生、研究者などが集い、ともに渡韓しました。

この報告会では、今回の旅で現地で見聞きしたことを同行スタッフの武田緑から報告するとともに、参加者がそれぞれの訪問先で感じ考えたことを共有します。

耳だけ参加もOKです。またアーカイブ視聴も1ヶ月間可能です。
ぜひ気軽にお申込みください!

報告会概要

  • 日時:2023年9月17日(日)10:30〜12:00(90分)
  • 会場:オンライン(zoom)
    ※お申込みいただいた方はURLを確認できます。
  • 話し手:武田緑(同行スタッフ / School Voice Project 理事)& ツアー参加者有志の皆さん
  • 参加費:700円(エンタクメンバーは無料)
  • 参加方法:以下のURLもしくはボタンから事前にお申込ください。
    https://entaku.school-voice-pj.org/events/eca8ea83b267

ツアー行程(参考)

《 1日目 》
▼「教職員組合」を訪問し、学校と教育の現状を聞く

韓国の学校教育をめぐる一般的な情報に加えて、数万人規模の教員らによるデモが毎週行われるような差し迫った近況(”教権”問題=児童虐待防止法と校内暴力予防法の影響)についてもお聞きしました。

《 2日目 》
▼包括的性教育に特化した学習施設「アハ!ソウル市立青少年性文化センター」見学

YMCAがソウル市の支援を受け運営している青少年の性・ジェンダー教育、性の相談専門「アハ!」を訪れました。「青少年が自分の性に対して気楽に自由に話せ、彼らが自らを性的主体と認め、平等で平和な性文化を率いる主人公になる」というビジョンで、人権をベースにした包括的性教育の実践に取り組んでいる機関です。施設長さんのお話をたっぷり聞いた後、体験教育施設を見学しました。

▼オルタナティブスクール「コヤン自由学校」訪問

「意志・感性・思考の調和のとれた子どもたちを育てること」を教育目標とした京畿道のオルタナティブスクール「コヤン自由学校」を訪れました。夏休み中ではありますが、先生、生徒さん、保護者の方が出迎えてくれ、学校見学と交流を行いました。

《 3日目 》
▼韓国の教員団体の1つ「実践教育教師の会」と交流

現場の実践共有(学び合い・支え合い)と、現場の声を社会に届ける政策提言活動に取り組んでいる「実践教育教師の会」の先生から、現場の生の話を伺いました。大きなテーマになったのは「校内暴力」と「統合教育(インクルーシブ教育)」そして、教職員組合でも話題になった”教権”問題についても議論になりました。

《 4日目 》
▼平和教育NPO「PEACE MOMO」のワークショップ体験

みんながみんなから学ぶ水平な「学びあい」の経験と実践を通じて、より平和でより暴力のない社会をつくることを目指し、実行する団体「PEACE MOMO」。「平和の感受性」を育てることによって、社会・世界の変容を起こすことを目指して活動しています。2時間の短い体験だったにも関わらず、参加者の印象に強く残ったワークショップになりました。